技術資料
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溶剤系インクジェットをお使いになるにあたって弊社の経験上、出力物の表面が空気に触れる状態で、印刷後48時間の乾燥をおすすめします。ここで大切な事は印字面が空気に触れているという事です。巻き取り装置にきつく巻かれたような状態では十分な乾燥ができません。また、サイズカットは貼り込みの直前に行ってください。カットした状態で長時間放置すると、周囲がめくれてくる可能性があります。温度・湿度は溶剤系インクジェットにとって大変重要な要素です。印字する際の推奨環境はが理想的なようです。特に室温が20℃以下になっているような場合は、室温を上げて1時間程度待ってから印字される事をおすすめします。※環境の変動は発色の変化につながります。・室温20℃~35℃・湿度35%~65%■プリント前のチェック1.メディアの乾燥とカット2.印字ムラについて1.溶剤系インクジェット専用メディアをお使いですか?   2.環境は推奨環境の範囲に入っていますか?上記2点を確認してみてください。溶剤系インクジェットは、水性顔料用インクジェットメディアでも出力可能な場合がありますが、この場合、インクの定着も悪く、印字ムラ等が発生しやすくなります。また、機種によっては単色のベタを印刷すると、ムラが発生しやすい物があります。この場合、他の色を1%程度加えることで改善される場合があります。とくにグレーはK単色で印刷するのではなく、他のCMYKを加える事で、ムラが改善される場合があります。また、使用環境が推奨環境から外れていると(特に室温が低い場合)インクの粘度が上がり、目詰まりのトラブルを起したり、バンディング(横方向の縞模様)が発生します。また、シート自体が冷えているため、ヒーターの温度が伝わりにくく、印字精度が悪くなってしまいます。これらを確認した上で、印字品質を上げるためには◎印字スピードをなるべく落す(パス数を増やしていく、高速印字をしない)◎双方向印字から単方向印字に切り替える◎印字時に乾燥時間を設定する3.本来は、メディアに合わせてヘッドの高さを変えるというのがベストではありますが、安定して使うという観点から見るとヘッドはなるべく「高い」「厚い」位置に固定してお使いになる事をお勧め致します。ヘッドの高さ4.5.分割出力の際の注意溶剤系インクジェットは気温、湿度の影響を受けやすい出力機です。従って、分割出力をする場合はなるべく同じ日に同一環境で行ってください。ワンポイント・アドバイスインクジェットプリンタ対応資材のトラブルを事前に回避!溶剤系メディア補正メディア補正は送り量を決定する重要な要素です。メディア毎に基本となる数値は機械による個体差が若干あるようです。基本となる数値は必ずテストを行い、控えておいてください。その上でメディアをセットし直した場合は、必ず毎回これを元に送り量補正のテストを行ってください。これが合っていないと出力物のサイズが長かったり、短かったりという問題が発生します。また、この設定が極端に合っていない場合は、横方向の縞模様が発生します。6.※商品の規格・仕様・価格は、予告なく変更する事がございます。※交通状況・在庫切れ等により納期の遅れが生じる事がございますのでご了承ください。※希望小売価格は全て税抜です。ワンポイントアドバイス778HELLO 1027製作代行マーキング フィルム特殊シート /フィルムインクジェット メディア /ラミネートサイン・POP用 下地材枠/フレームディスプレイ 金物 /ツール飾りビス止め金具 /テープ類施工ツールハシゴ/脚立工場備品/保安用品のぼり/旗/テント店舗施設用品・備品LED/照明関連ポスターフレームパネルスタンド/黒板ボードバナースタンド屋内サイン屋外対応サイン電照サイン室名札表札/銘板/金属文字建植サイン掲示板/案内板設備時計技術・参考資料            

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